中学生になると、自分で好きな運動部や文化部に入り部活動をすることができます。学校や部活動にもよりますが、放課後だけでなく朝や休日にも活動をす流ものもあります。
保護者が気になるのが、部活をしながらも勉強もしっかりするという両立はできるのでしょうか?
中学3年生になると本格的に高校受験に向けて勉強をするかと思いますが、部活が忙しくて勉強が遅れてしまうと、行ける高校も限られてしまいます。
部活をしながら勉強は可能?

部活では、活動以外にも先輩や後輩と関わりコミュニケーション能力を培ったり、礼儀を学んだり、友人関係を築いたりとお子様にとって大きな成長の機会でもあります。
部活が放課後だけの活動だったとしても、夕方以降に帰宅してご飯を食べればもうすっかり夜になってしまい、勉強をする時間はまともに取れない日が多いでしょう。
高校も上位の学校を志望しているわけでなければ、学力相応の高校には合格はできるでしょう。
しかし、難関大学合格者多数の偏差値の高い札幌南高校や、札幌北高校などいわゆる上位校を狙うのであれば、部活動をしながらではかなり勉強を詰め込む必要があります。
部活で体力を使ってヘトヘトな状態で勉強をするというのは、あまり現実味がありません。
部活と勉強を両立させるポイント

部活動の活動時間帯や内容次第ですが、練習が多い、きつい運動部の場合は、先ほどのようにかなりシビアなタイムスケジュールになってしまいます。
そうは言っても部活を受験のためだけにやらせない、辞めさせるというのは保護者としても気が進まないでしょう。
そこで、部活と勉強を両立させるためのコツを紹介します。
スキマ時間を無駄にしない
部活から帰って来た後に勉強をするのでは、疲れが溜まっているので勉強自体できずに眠ってしまうことも多いでしょう。
そしてろくに眠れず次の日の部活に響いて、夜はさらにまた疲れるという悪循環になってしまいます。
帰宅して披露している時に無理して勉強をするのではなく、朝起きてから家を出るまでの時間、電車やバスでの通学時間など、数十分でもスキマの時間に勉強をするようにすると効率が良いです。
塾に通って学習効率でカバー
自分で勉強をしていてもなかなか勉強・学習の効率というものはすぐには上がりません。
そうした場合、塾や家庭教師などを利用してプロに勉強を教わって学習効率の高さでカバーをすることができます。
しかし、実際に部活やりながらも塾に通うというのは超過密スケジュールになってしまうのでお子様に大変さを伝えて、それでもなお両立したいというか相談すると良いでしょう。
例:野球部の両立スケジュール
野球部の場合、受験勉強をするにあたってのスケジュールを例として見てみましょう。
6時 起床
7時〜9時 朝練
9時〜16時 学校
16時〜18時 部活
19時〜21時 塾
21時〜22時 帰宅・夕飯
22時〜23時 入浴・睡眠準備
このように朝練と放課後に部活動がある日はこれだけパンパンなスケジュールでも塾に通わなければなりません。
部活動の後ですので、かなり披露した状態ですし、まして、プライベートの時間がほとんどないのでストレスが溜まったり、勉強に集中ができず、学習効率が悪くなってしまうと考えられます。
最後に

勉強と部活の両立はかなり難易度が高いことです。保護者が勝手に決めることではないですが、お子様としっかり話し合うことが大事になります。
札幌南高校のように難関国立大学者を多数輩出している上位校の環境に通わせたいのであれば、しっかり塾などに通わせてあげることがお子様の将来のためにもなるでしょう。