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理系大学のメリット、デメリットをマナビバが解説!

理系の大学にはメリット、デメリットがそれぞれあります。

理系を選択する人には相応の理由があり、単に理系が好きという意外にも何らかの納得がいったので理系へ進んだ、という人もいます。では、理系に進んでいる人たちには、どのような理由や特徴があるのでしょうか。

  • 理系を専門的に勉強できる
  • 研究職に就くことができる
  • 技術職に就くことができる
  • 数学、理科が得意で活かすことができる
  • 就職に有利
  • 将来の夢を実現するのに理系の知識と技術が必要
  • 理系の職業や職種は収入がいい

 などが考えられています。

これらのことから、理系の大学のメリットとデメリットを見ていきましょう。

理系の学問内容は!?

理系の学問は、「自然科学」と呼ばれ、物理・化学・生物・地学・数学などが該当します。

  • 理学部
  • 工学部
  • 理工学部
  • 農学部
  • 水産学部
  • 地球〇〇学部
  • 医学部
  • 歯学部
  • 獣医学部
  • 薬学部

などが主な理系の学部です。

さらに、「理学部」の中に数学科のある大学も多く、そこから数学の教員になることも可能です。記号や数学などには「形式科学」という表現もあり、言語の構造などを研究する学問にも一部通じるところがあります。

また、「医学部」「歯学部」「獣医学部」「薬学部」などの医療系には、「看護学部」を含む大学も多数あります。ただし、医療を受ける人(患者)とのコミュニケーションや子どもの保育なども関わるため、文系の要素も必要です。

このように「自然科学」と一口に言っても、建築による住まいから農業による食品、医療による健康まで、私たちの生活に密接に関係しているものが多く、世の中のあらゆるモノを実は理系が支えていることがわかります。

理系の大学のメリット3選

理系のメリットは幾つもありますが、代表的なものを3点ここに挙げます。

  • 就職に有利で、研究職や技術職に就ける
  • 文系より年収が平均的に高い
  • 好きな数学や理科を活かせる

以上の3点が代表的です。順に見ていきましょう。

<就職に有利で、研究職や技術職に就ける>

現代は建築、機械、農業漁業、医療、電子機器、エネルギーなど多方面でより進化した新しいモノを開発し、それで人類は進歩しています。その開発に関わることや品質を向上させるためにも研究職や技術職は不可欠です。

企業などではその研究開発に力を入れることで業界をリードしようとします。その中心にいるのが研究職・技術職です。新しいものだけでなく、事故や故障を防ぐためのメンタナンスも常に必要で、研究職や技術職は必要です。

<文系より年収が平均的に高い>

理系の大学を出ると、上述のような研究職や技術職を筆頭に、大概は簡単に「替えが利かない」仕事が多くあります。

一般的に、文系の大学を出ると事務職や営業職、サービス関係などで働く人が多いですが、それは大抵は「替えが利く」仕事と言われています。つまり、他の人に替えても割と短い期間で仕事のやり方を習得できるということです。

それに対して、理系は相応の報酬を払わないといけない、という考えが主流です。その点で、理系は平均的に収入が文系よりも高くなります。  

<好きな数学や理科を活かせる>

中学や高校では理系の人の人数は文系の人の半分程度しかいません。そのため、大学でも理系に入学する人は約3割くらいです。実際に、数学や理科を苦手とする人たちが多いようです。

その中で、数学や理科が好きで、大学に入学後も数学や理科を活かせることが可能なら、これは理系に進学するのが自然な成り行きです。ここに英語もできるとなれば、大学院まで進むことも十分に見込めます。

理系の大学では実験のレポートなどに時間を取られるため、そういう実験レポートの類が苦手でなければ理系の大学はオススメといえます。

理系の大学のデメリット3選

理系の大学のでメリットは、以下の3点が代表的です。

  • 勉学に取り組む時間が長時間
  • 学費が高い
  • 語学が苦手でも必要

以上が主な理系の大学のデメリットです。順に見ていきましょう。

<勉学に取り組む時間が長時間>

理系は、勉学に取り組む時間が長いことが第一に挙げられます。

覚えるだけの科目が少なく、受験勉強の段階から公式や分析方法を使いこなせなければなりません。さらに入学後は提出期限に追われながら実験レポートなどを次々と書き上げないと間に合いません。

理系の大学に行くということは、それだけ学習に関わる時間が長くなる、ということです。

また、大学院に進学する人も多く、学生時代に色々なことを楽しんだりアルバイトに時間を割いてお金を貯めたり社会経験を積む余裕がありません。

<学費が高い>

理系の大学は文系より学費がかかります。国公立大学など公的な補助金で授業料を安くできる大学もありますが、私立大学は学費が高く、それを支払うだけでも大変です。

これに加えて大学院にも進学する場合は、さらに費用が必要です。経済的に支払うのが困難にならないよう、奨学金などを上手に活用しましょう。

医学部などは一般的な経済力の家庭では入学するのが費用の面で難しく、これが「医者の子供しか医者になれない」と言われる要因になっています。

<語学が苦手でも必要>

大学では語学を必修とする大学がほとんどです。

入試では文系でも理系でも英語は必須の学部学科がかなり多く、自分から英語のない入試の方法を探さない限りは英語をやらなければいけません。仮に入試で英語を逃れたとしても大学入学後は英語をはじめとする語学があります。

また、理系の大学は大学院までを1セットとして考える所も多く、大学院の受験で英語が課されます。このように、英語ナシで卒業することはなかなかできないようになっています。

学問の分類上では、英文学科などでわかるように、語学はどちらかと言えば文系です。しかし、理系の大学でも語学はほぼ必須であり、語学が嫌いで理系に行こう、というワケにはいかないということです。

理系と文系に股がる学部もある!

ここで、どちらかと言えば少数派で数学やグラフや統計は得意だがレポート漬けの学生生活は回避したい人、あるいは理系でも文系でもどちらでも良いが数学ができることを活かしたい人、にオススメの学部学科が理あります。

それは、「経済学」と「心理学」に関する分野です。文系に行けば数学がないのかというと、実はそうでもなく、文系でも学部学科によっては数学の思考力が求められます。それが「経済学」と「心理学」です。

この「経済学部」や「心理学部」は、日本では何故か文系に属していますが、世界の大半では理系に属しています。グラフの解析やデータの理解と、そこに関わる計算式を理解しないと習得できない学問だからです。

文系の大学に行くにしても、数学や理科と全く触れずに済む、という仕組みにはなっていません。そこを逆に利用し、数学の得意な人が「経済学部」や「心理学部」で成果を出すというのも良い選択です。

<学部選びはよく考えよう>

理系と文系とでは幾つかの違いがあります。

  • 大学生活で理系は余裕がなく、文系は時間に余裕がある
  • 理系は女子が少なく、文系は女子が多い
  • 理系は大学院へ進む人が多い
  • 就職で理系は優位

などが違う所として挙げられます。

理系の科目、特に数学の難しさを考えると理系にはとても行けない、と思う人が多数います。また、理系の大学では実験などのレポート提出の量が多く、その学習量の多さを回避して文系の大学に行く人も多いかも知れません。

その一方で、語学をできるだけ少なくしたい、古典には二度と触れたくない、歴史はもうウンザリだ、などの理由で文系の大学に行きたがらない人もいます。

人それぞれで好きな分野と嫌いな分野があります。むしろ、どの科目でもオールマイティにこなせる人の方が少ないかも知れません。

それ以上に重視すべきことは、「自分は何になりたいか」です。勉強する科目の好き嫌いや得意、不得意で自分の将来の可能性を狭めてしまうのは勿体ないことです。学部学科を選ぶときは、進路や将来をよく考えて決めましょう。

まとめ

今回は、「理系大学のメリット、デメリット」について説明しました。

理系の大学のメリットは、

  • 就職に有利で、研究職や技術職に就ける
  • 文系より年収が平均的に高い
  • 好きな数学や理科を活かせる

の3点です。

また、理系の大学のデメリットは、

  • 勉学に取り組む時間が長時間
  • 学費が高い
  • 語学が苦手でも必要

の3点です。

理系の学生は文系の学生より少なく、大体は3:7と言われています。

その理系の大学は国公立大学なら学費が安く済むので、できるなら国公立大学に進みたいところです。また、大学院に進む場合はそれだけ学費もかかるため、その

今回の文系大学のメリット、デメリットを読み、また文系の学部にどんな学部があるかを知って、受験校を考えて行きましょう。

文部科学省

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