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文系の選択科目でオススメはコレだ!マナビバが解説!

高校1年生から2年生に上がるときに文理選択があり、ここで理科と社会はどの科目を選ぶのかを決めたり、2年生から3年生に上がる時にも受験で使う科目を選択していくという高校も多いかと思います。

でも、まだ学んでいない科目なのにどれを選べばいいかを決めるのは難しいですし、受験で使うことも考えたら単純な好き嫌いで決めていいのか悩んでしまいますよね。

特に文系の場合、地理・日本史・世界史のどれがいいのか、倫理と政治経済のどちらがいいのか、理科の選択はどうするのかなど悩む要素はかなり多いです。

今回は、そんな文系の選択科目でオススメの科目と、それを踏まえた選択科目の決め方についてマナビバが解説します!

文系のオススメの選択科目

オススメの選択科目について、単純かつ最も良い方法は一番好きそうな科目を選ぶことです。

文系の選択科目は大学受験でどの科目を使うか、という観点をどうしても無視できません。

ですが、それゆえに好きな科目を選べば、勉強のやる気も出て高得点を狙いやすくなるのでオススメです。

もっとも、多くの人はどの科目が好きなのかはっきりしないでしょうし、受験ではこの科目は使えるけどこっちの科目は使えない、というように志望校によっても制限が課されます。

さらに、歴史が好きで日本史と世界史を選びたいけど、学校のカリキュラムの関係上社会は地歴から1科目、公民から1科目にしないといけないという人も多いはずです。

そのため、ここでは地歴のオススメと、公民のオススメ、理科基礎のオススメを紹介について紹介していきます。

 

日本史

文系の地歴の選択は基本的には日本史がオススメです。

その理由は、私立大学を受験する際、地理受験ができないところがかなりの数存在すること、得点調整・成績標準化される時に高得点になりやすい世界史よりも有利になることが多いことの2つが挙げられます。

まず、私立大学の一般受験の科目は、基本的には国語・英語・社会になるのですが、この社会が日本史or世界史、もしくは日本史or世界史or政治経済から1科目選択という大学が多く、地理が使えないことが多いのです。

もちろん、地理受験ができる大学もたくさんありますが、選択科目の段階で可能性を減らしてしまうことはもったいないことですよね。

また、私立大学は科目間の公平を図るために、入試の素点そのままではなく、得点調整・成績標準化というものを行います。

得点調整もしくは成績標準化の意味を考えるため、入試の日本史の平均点が50点、世界史の平均点が80点で、Aさんは日本史で70点、Bさんは世界史で70点だった時、同等に扱っていいのかという例で考えてみましょう。

この時、2人とも素点は同じ70点で、優劣はなさそうです。しかし、平均点から日本史は難しくて世界史はかなり簡単だったとわかり、その中でAさんは平均点よりも20点も高くBさんは10点低いのです。

難しいテストで頑張って点数を取った人と、簡単なテストであまり点数が取れなかった人が同じ評価というのはおかしいですよね。だから、方法は大学ごとに中央値を用いるか偏差値を用いるかの違いはあれど、科目の違いを調整していくのです。

入試においては、日本史より世界史の方が平均点が高くなりやすく、高得点が取れるなら日本史はそれだけ世界史受験生に差をつけられます。

世界史

入試のシステム的には、世界史よりも日本史の方が有利です。

しかし、日本史が得意ではない場合は世界史を取りましょう。世界史は、大学入学後に文系の多くの学部でその知識があった方が役に立ちますし、暗記事項は多いけど、その分マニアックな内容はあまり出題されない広く浅い理解が必要な科目です。

日本史は、日本だけの歴史なので、そのぶん入試では狭く深い理解が必要になります。

政治経済

公民は政治経済と倫理の選択になりますが、この2つなら政治経済を選びましょう。

これも、私立大学の入試で、公民が政治経済のみのところが非常に多く、倫理が使えないことが非常に多いからです。

私立大学の入試だと、「日本史・世界史」、「日本史・世界史・政治経済」、「日本史・世界史・地理」、「日本史・世界史・地理・政治経済」から1つ選択するというのが多く、倫理は使えないことがほとんどです。

また、日本史・世界史は高校の授業が4単位の科目で、その分教科書は分厚く、学ぶ内容が多いのに対し、政治経済は2単位で学ぶ内容が比較的少ないです。

そのため、私立大学受験の際、政治経済が利用できるのならば、勉強量が比較的少なく済むのでオススメです。

生物基礎

文系でも国公立大学を受験する場合や、私立大学の共通テスト利用をする場合は、理科が必要となる場合があります。

そして、文系は基礎なしの「物理・化学・生物・地学」から1科目ではなく、「物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎」から2科目選択というのが基本です。

文系選択者は数学が苦手で計算力が弱いことが多く、計算量の多い物理基礎などはあまりオススメできません。

生物基礎は計算もありますが、暗記する部分が大きいので、文系選択者の定番となっています。

地学基礎

文部科学省は理科基礎4科目のうち、3科目を履修すれば良いと定めているため、「物理基礎・化学基礎・生物基礎」の3科目しか履修できない高校が非常に多く、地学基礎は学べる高校が少ないです。

そのため、文系の理科基礎の選択の定番は「生物基礎・化学基礎」なのですが、化学基礎は文系選択者にとっては計算や式で考えるところが多く苦手とすることが多いです。

それに対し、地学基礎は距離や地震に関する計算などはあるものの、暗記すれば良い部分の方が多く、文系選択者にオススメしやすい科目です。

ただし、地学は教える高校が少ないことから、教員のなり手が少なく、受験者数も多くはない関係で参考書も物理・化学・生物と比較すると多くはない関係で、参考書や問題集が理科の他の科目ほどは充実していないという欠点もあります。

文系の選択科目には何があるのか

地理歴史

地理

地理は、「系統地理」と「地誌」という2つの軸に分かれます。

系統地理とは、地理を「気候」「工業」「人口」「交通」などのテーマに分けて原理を学習しようとするものです。

地誌とは、系統地理で学んだことを、「東アジア」「アフリカ」「北アメリカ」のように地域別にそれぞれ具体的に学んでいくものになります。

ですから、系統地理をしっかり理解していないと、地誌を理解するのは難しいのです。

中学の地理で、「この作物の生産量1位は〇〇で〜」というようなことをひたすら暗記した人も多いでしょうが、系統地理が理解できていると「気候的にここの土壌はこうなって、この土壌ならこの農作物の生産が増えて、人口はここが一番多いから〇〇が1位かな」のように理屈をつけて考えることができるようになり、地誌も理解しやすくなるのです。

もっとも、系統地理だけではピンと来ないことも多く、地誌を学んでようやくストンと落ちるということもあるので、この2つの軸は相互に関連させながら覚えていくことが重要です。

日本史

日本史は、取り扱う地理的な範囲としては日本と東アジアのまでの限られた地域ですが、その分、細かいところまで見る必要があります。

日本史は、時代ごとの政治・経済・文化を本当に細かく勉強するため、内容や名称が似ていることがたくさん出てきて紛らわしいです。

また、日本史の入試は、ある用語について政治面・経済面・文化面からと色々な角度から質問してくるため、深い知識が必要とされます。

小学校・中学校でも学んでいるため、大枠を掴むのは楽ですが、入試で点数が取れるまで完成度を高めるのは難しい科目といえます。

世界史

世界史は、世界全体の歴史なので地域的には広大な範囲で、それだけの範囲の歴史を一通りやるのですから、覚えないといけないことは山ほどあります。

また、世界史は時代ごとの国家間の関係のようにヨコのつながりを抑えた上で、重要な国については日本史のようにタテの歴史を整理していく必要があります。世界の話なので、地理を抑えていないと何の話をしているのかわからなくなるので、幅広い知識が要求されます。

ただ、その分日本史のような深掘りはそこまでされないので、勉強しやすい科目ともいえます。

公民

政治経済

政治経済は、「現代の政治」「現代の経済」「現代社会の諸課題」の3分野から成り立っていて、「現代の政治」は 民主政治の基本原理・日本国憲法の基本原理・日本の政治機構・現代政治の特質と課題・を現代の国際政 治を、「現代の経済」は現代の資本主義経済・現代経済のしくみ・日本経済の発展と産業構造の変化・福祉社会と日本経済の課題・国民経済と国際経済を、「現代社会の諸課題」では社会保障やエネルギー問題などの課題について学んでいきます。

資料など暗記しないといけないことは多いですし、計算問題もありますが、それでも覚える量は日本史や世界史に比べると少なく、普段からニュースをよく見る人にとっては馴染みのある内容ばかりで、とっつきやすい科目です。

倫理

倫理は、青年期の課題と人間形成・世界の思想・日本の思想・現代社会の諸課題の4分野に分かれます。

このうち最も多く扱われるのが、世界の思想です。古代ギリシアや近世・近代・現代の思想、中国の思想などを扱いますが、思想家ごとに整理していくようにしましょう。

共通テストで使うのが基本になりますが、倫理はまるで現代文のような長文を読みながら、その文章の内容に当てはまる思想家を選んだり、逆に思想家からどのような思想なのかを選ぶことが多く、一問一答のように覚えては、異なる切り口からの質問に対応できなくなってしまいますし、思想についてキーワードを使わずに言い換えていることもあるので、意味まで噛み砕いた深い理解が必要になります。

理科基礎

物理基礎

物理基礎は力学・波動・熱・電気・原子の5分野の基礎を学ぶ科目です。

このうち内容としては力学が半分以上を占め、残りが他の4分野となるくらい、物理基礎は力学を中心とした科目になります。

物理基礎は、理科基礎の中で最も計算が多い科目となり、具体的な数字を使わず、文字のまま計算をすることも多い科目です。

数学で文字の計算に苦手意識がある人は、物理基礎にも苦戦する可能性が高いです。

化学基礎

化学基礎は、物質の構成・物質の変化という2つの単元に分かれていて、「物質の構成」では原子の構造や化学結合を学び、「物質の変化」では物質量・化学反応式・酸と塩基・酸化還元反応を学び、有機・無機・理論という3つの分野のうち理論化学に分類される内容です。

化学基礎は元素のように暗記しないといけないこともありますが、「mol」を用いた計算が必要になるので、計算式が何を意味しているのかをイメージしながら計算を進められる人にオススメです。

生物基礎

生物基礎は、「生物の特徴」「遺伝子とその働き」「生物の体内環境の維持」「生物の多様性と生態系」の4単元に分かれていて、「生物の特徴」では細胞とエネルギー変換、「遺伝子とその働き」では遺伝の仕組みやDNA、「生物の体内環境の維持」ではホルモンや免疫、「生物の多様性と生態系」では植生や生態系について学びます。

計算よりも暗記や暗記した内容をもとにした思考力を問われることが多い科目です。

しかし、細胞周期や尿の生成のように計算問題が必要なこともあるので、注意しましょう。

とはいえ、計算が少なく暗記すれば良いことがほとんどなので、文系選択者にとって一番選択されることが多い科目です。

地学基礎

地学基礎は、「地球のすがた」と「変動する地球」という2つの単元があり、「地球のすがた」では地球の形や内部構造、プレートや火山活動、地震、大気と海洋について学び、「変動する地球」では宇宙についてや古生物の変遷、地球環境、を学びます。

先述した地震などの計算もありますが、生物基礎と同様に暗記中心の科目です。

地学は単元ごとのつながりが薄く、苦手なところを明確にしやすい科目といえます。

選択科目の決め方

大学で学ぶ内容をもとに選ぶ

文学部であれば歴史、法学部や経済学部であれば政治経済のように、大学の学部で学ぶ内容と関係の深い科目というのはあります。

理系であれば、工学部にいくのに生物と地学の勉強をしていても、大学の授業に全然ついていけないというのが想像できるかと思います。

大学側も理系は必要な科目を受験科目にすることが多いのですが、文系はこれが必要と決められることは少ないです。

ですが、大学に行って困らないためにも、文学部で西洋史を専攻するのに日本史しかやっていないとなると、大学1・2年生の大学の基礎レベルの授業から苦戦することになるでしょう。

ですから、大学で学ぶ内容と関係の深い科目を選ぶことをオススメします。

 

つながりの多い科目同士を選ぶ

地歴から2科目を選べるようなカリキュラムを組んでくれている高校なら話は別ですが、多くの高校は地歴から1科目、公民から1科目になるように科目選択をすることになると思います。

この時、倫理にも多少は日本思想がありますが、あまり多くはないので、日本史と倫理はつながりが少ない科目といえます。一方、世界史と倫理は、倫理の中核である世界の思想でつながりが多く、相性がいい科目といえます。地理は倫理と最もつながりが少ないので、この2つの組み合わせはオススメできません。

政治経済は国際政治や国際経済に関する部分は世界史と相性が良く、国内の政治や経済に関する部分は日本史の理解を深めるのに役立ち、国ごとの理解をしていくのは地理ともつながりがあるといえます。

地歴から2科目選べる場合や、片方は独学する場合は、つながりの多い世界史と地理、歴史好きなら世界史と日本史で歴史を完璧にするというのもオススメです。

志望する可能性のある大学で使える科目を選ぶ

これは最初に述べた地理よりも日本史や世界史、倫理よりも政治経済を選択すべき理由と重なりますが、まだこれから成績の伸び具合で志望校が変わる可能性はありますし、もし思ったより成績が伸びなかったら志望校を下げなければなりません。

例えば、元々は地理が使える大学を志望していたけど、志望校を変えようとしたら地理が使えず変えられないということが起きうるのです。

それもあり、ほとんどの大学で使える日本史or世界史と政治経済という科目選択をオススメしています。

まとめ

文系の選択科目のオススメと、オススメの科目選択の仕方について解説してきましたがいかがだったでしょうか。

社会の選択科目は入試を見据えて、必要な科目をまず選び、そこから好き嫌いで選んでいくのが良いでしょう。

しかし、あまりにも中学の頃から歴史が大嫌いで見るだけで嫌だ、という人が無理して日本史や世界史を選んでも、勉強のやる気がなくなるだけなので、そういう場合は地理を選びましょう。

理科は定番の生物基礎と化学基礎、地学基礎が使えるなら化学基礎の代わりに地学基礎を選択することをオススメします。

この記事を参考に、自分の目標と適性から、最適な科目選択ができることを祈っています!

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