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旧帝国大学の医学部に入るために必要な勉強時間とは?難易度をマナビバ調査!

大学の学部の中で、医学部は飛び抜けて難しいと言われています。

中でも国立大学で最上位に位置する東京大学をはじめとして、「旧帝国大学」の7大学の医学部は特に難関です。東京大学の他は、京都大学、大阪大学、名古屋大学、東北大学、九州大学、北海道大学、が「旧帝国大学」です。

では、実際に受験しようと思ったら、一体どれくらい勉強すればいいのでしょうか。難関の大学を受験する人たちは最低限の学力というラインがそもそも非常に高く、単に「難しい」というだけではよくわかりません。

  • 入試の偏差値はどれくらい高いか
  • 受験生の競争率はどれくらいか
  • 合格するために必要な学習時間はどれくらいか
  • いつから勉強を始めればいいか

などの具体的な質問、疑問について、マナビバが調査、解説します!

旧帝国大学の医学部はどれくらい難しいの?

旧帝国大学の医学部はどれくらい難しいのでしょうか。

ズバリ偏差値で見てみましょう。

<医学部の偏差値とグループ分け>

偏差値医学部の大学群大学群の
グループ呼称
77~69東京大学京都大学・大阪大学
名古屋大学東北大学・
九州大学・北海道大学
旧帝国大学医学部
76~71慶應義塾大学・東京慈恵会医科大学・
日本医科大学
私立旧制医科大学
(私立医大御三家)
71~68千葉大学・岡山大学・金沢大学・
新潟大学・熊本大学
長崎大学・(京都府立医科大学)
旧制六医科大学
(旧六)
72~64東京医科歯科大学・広島大学・
鹿児島大学・弘前大学
群馬大学・信州大学・鳥取大学・
徳島大学
新制八医科大学
(新八)
71~65神戸大学・横浜市立大学・
名古屋市立大学・岐阜大学
三重大学・札幌医科大学
福島県立医科大学・山口大学
大阪市立大学・奈良県立医科大学・
和歌山県立医科大学
旧設公立医科大学
(旧設)
71~64順天堂大学・昭和大学・
東京医科大学・日本大学医学部
大阪医科大学・久留米大学・
岩手医科大学
関西医科大学・東京女子医科大学・
東邦大学
旧設私立医科大学
71~64秋田大学・旭川医科大学
山形大学・筑波大学・愛媛大学
浜松医科大学・滋賀医科大学・
宮崎大学・富山大学
島根大学・佐賀大学・大分大学・
高知大学・福井大学
山梨大学・香川大学・琉球大学・
(防衛医科大学)
新設医科大学・国公立
67~63杏林大学・北里大学・川崎医科大学・
帝京大学・聖マリアンナ医科大学・
愛知医科大学・埼玉医科大学・
金沢医科大学・藤田保健衛生大学・
兵庫医科大学・福岡大学・
獨協医科大学・東海大学・近畿大学
新設医科大学・私立
67~66東北医科薬科大学・国際医療福祉大学新設医科大学・2000年
以降

以上のような格付けになります。

ご覧のように、最上位に旧帝国大学の医学部が君臨しています。国公立大学の医学部は全国で51校です。国立大学が42校、公立大学が8校、準大学が1校となっています。

これらの国立大学の医学部と、私立の医科大学も合わせると、以上のようなランク付けになります。

今度は、入試の倍率がどれくらいなのか、見てみましょう。

<国立大学医学部の前期日程の倍率>

倍率大学名(すべて医学部)受験者合格者偏差値
8.6奈良県立医科大学1892269
7.8岐阜大学4345667
6.5島根大学4166465
5.7山口大学3125565
5.6弘前大学3967165
以上、倍率の高い上位5校
3.1北海道大学2759069
3.0東京大学2889777
2.4名古屋大学2249471
2.4京都大学25910876
2.4大阪大学2239474
2.4東北大学2088570
以下、倍率の低い下位5校
2.3大分大学1546665
2.3九州大学24410870
2.2徳島大学1506865
2.1滋賀医科大学1949266
1.9和歌山県立医科大学1226466

以上が旧帝国大学の医学部の倍率です。

参考に他の国公立大学の医学部の倍率と比べると、旧帝国大学の医学部の倍率はやや低めの傾向にあります。大学の規模が大きく、受け入れ可能な人数も多いため、倍率としては低くなるようです。

<他の国立大学医学部との違い>

先ほどの偏差値とグループ分けの表を見ると、必ずしも偏差値で輪切りされていないことがわかります。

これはグループごとの設立年代や研究施設の規模や実績などを加味して序列をつけた結果なのです。

旧帝国大学の医学部のように、設立年代が古く、実績と伝統のある大学の医学部を出ると、就業後のキャリア形成にも有利と言われています。

また、臨床や医療よりも医学の研究に一生を費やしたいなら、その最高位は「医学部教授」でしょう。

医学部の教授になりたい場合は、やはり旧帝国大学の医学部の出身者が断然に優位になります。学閥の恩恵を受けられたり、主要な大学病院や関連病院で上位のポストも狙えます。

<旧帝国大学医学部の中での格差はどの程度あるか>

同じ旧帝国大学医学部の中での格差はどの程度あるのでしょうか。

国公立大学の医学部で最難関は東京大学です。これに対して、旧帝国大学の7校の中で最も偏差値が低いのは北海道大学の医学部です。今回の指標で東京大学を77とすると、北海道大学は69です。

偏差値が8も違うと、入試のレベルとしては結構な差があると見て間違いありません。では、北海道大学の医学部は容易に合格できるのでしょうか?

結論を言えば、決して容易ではありません。非常に難関であることには変わりありません。ただ、東京大学京都大学のような最難関、超難関、というレベルと比べれば容易ではある、というだけのことです。

そもそも医学部というだけでも東京大学の他の学部と同じくらい難しい、と思っておいて相違なく、それが旧帝国大学の医学部となると、そこは推して知るべし、という理解をしておきましょう。

<最低限の合格ラインは?>

旧帝国大学医学部に合格する上で、最低限のラインはどのあたりかと言うと、この旧帝国大学の7校の中で最も偏差値が低い北海道大学の医学部で偏差値69以上が必要です

ここでいう偏差値とは、様々な予備校や大手出版社が模擬試験などを基にデータを作成してそれぞれが独自に公表している偏差値をいいます。言い換えると、全国で統一して合同で作られた偏差値はない、ということです。

今回は有名な大手予備校と実績ある出版社のデータを集計して算出しています。その数値で見ると、最も難易度が易しいと思われる北海道大学医学部が偏差値69です。

ちなみに、神戸大学、千葉大学、奈良県立医科大学、京都府立医科大学、横浜市立大学の医学部などは北海道大学医学部の偏差値を上回っています。

高校3年間トータルで必要な勉強時間はどれくらい?

さて、旧帝国大学医学部のような難関中の難関に入るためには、どれくらい勉強すればいいのでしょうか。

国公立大学の医学部の入試は、

  • 試験問題が難しい
  • 受験倍率が高い
  • 試験の科目数が多い

以上の3点において、これだけでも大変なことがわかります。他の学部や私立大学よりも余計に勉強時間を確保しなければいけません。

高校3年間トータルで、およそ6,000〜6,500時間は最低限必要と思っておきましょう。

医学部受験の浪人生は、浪人している1年間だけで4,500時間くらいは受験勉強をします。高校で勉強した上に、さらに4,500時間も上乗せしてきた先輩と競争することを考えたら、短い勉強時間での合格はミラクルというほかありません。

高校1年生は最低でも週30時間以上、2年生は週40時間以上、3年生は週50時間以上、くらいは見込んでおきましょう。風邪や修学旅行、文化祭、体育祭など勉強を進められない所も計算して計画を立てないと、間に合いません。

医学部に関しては、他の学部以上に私立大学の上位校と国公立大学の併願受験は難しいと言えます。

私立大学の医学部だけを狙う人は、試験科目数が少ないので1科目あたりに費やす学習時間をかなり多く確保できます。もし私立大学も併願しようとするなら、その私立大学受験に絞って勉強している受験生より高い得点が必要です。

どれだけ困難な作業になるかは想像に難くありません。

受験勉強の進め方

旧帝国大学の医学部に合格するための受験勉強は、どのようにするのがいいでしょうか。

<どの科目に重点を置くか>

どの大学の医学部を受験するにしても、英語と数学は合格するために絶対必須です。さらに、英語と数学は、国公立大学でも私立大学でも医学部なら配点が高い傾向にあります。

早めに医学部攻略を見据えて、高2終了時までには英単語、文法、熟語、長文をスピーディに読みこなす練習など英語の基礎的なことを十分にやっておきましょう

数学は、数1Aと数2Bが入試の基礎となるため、ここも高2終了時にはできておきたいところです。

医学部受験では物理、生物、化学の3科目の中から2科目選んで受験する大学が多いです。化学は生物や物理と範囲が被っているところがあり、また物理や生物と違って文理選択前の1年生から勉強をする高校が多くあります。

このことから、化学を先行して進めておけば効率的に理科全般を攻略することにつながります。

以上の英語、数学、理科の絶対的な先行要素をしっかり進めることが大事です。高3になったときには全科目をまとめていかなければなりませんが、そのためにも受験対策の計画は早い段階からスタートさせることが肝要になります。

高校3年生になり、受験の本命校が決まってきたら、志望大学の過去問に取り組んでみましょう。できれば高3の夏休みに過去問を一度解くことです。本番の問題を解いて自己採点すれば自分の位置が大体わかります。

この時点で、浪人している先輩との実力差がハッキリします。夏以降取り組むべき課題が明確になり、気合が入ります。

これに加え、共通テストの過去問に一度慣れておきましょう。国公立大学の医学部は、入試における共通テストの配点が低いことから共通テストを軽視しがちになります。

それでも、共通テストの問題は上手く作られているので基礎力の定着を確かめる材料になります。本格的に対策を始めるのは秋からで問題ありませんが、夏休みに一度解くことで意外な弱点や盲点がわかり、苦手分野の解決につながります。

<いつから勉強開始するか>

いつから勉強を開始するかというと、旧帝国大学の医学部に行こう、と思ったその日から受験勉強をスタートしましょう。

「明日からやろう」という人は明日もまた「明日やろう」になります。スタートを遅らせて合格できるような簡単なものではないことは、ここまでの記述を見てわかりますね。

先に「高校1年生は週30時間以上、2年生は週40時間以上、3年生は週50時間以上」と記しましたが、医学部の最高峰を目指すなら中学時代から本気でやるべきです。

<部活と受験勉強は両立できるか>

部活組は、受験勉強に不利なことは明白です。根性が身につき、引退後に集中力を発揮しても、やはり帰宅部との学習時間の差は歴然です。

部活と勉強は別物です。今日は勉強を頑張ったから明日は休息できる日、という考えは帰宅部のみの特権です。部活を頑張ったから明日は休息の日、ではなく明日は勉強で追いつく日、になります。それが部活をしても合格する唯一の道です。

可能な対策として、移動時間などのすき間時間を無駄なく使いましょう。一日のすき間時間は短くても、毎日の積み重ねを合計すればかなりの時間を取れます。

極力、ダラダラと何もしない日や時間を排除することです。ケータイをいじる癖をなくし、休憩と勉強のメリハリをつけ、進み具合によっては睡眠時間を少々は削るなど、受験態勢を意識した生活に切り換えましょう。

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まとめ

今回は、「旧帝国大学の医学部に入るために必要な勉強時間とは?難易度をマナビバ調査!」というテーマで書き進めました。

高校3年間トータルで、およそ6,000〜6,500時間は最低限必要と思っておきましょう。

医学部受験の浪人生は、学校がないので浪人している1年間だけで4,500時間くらいは受験勉強をします

高校1年生は最低でも週30時間以上、2年生は週40時間以上、3年生は週50時間以上、くらいは見込んでおきましょう。

旧帝国大学というだけでも最難関で、そこに医学部という超難関が合わさると、そこに合格するための試練も尋常ではなくなります。そこを乗り越えて、旧帝国大学の医学部合格を勝ち取りましょう!

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