大学の学部によって収入の差がこんなに!?高収入な学部ランキング! ｜札幌市塾・学習塾

大学の学部によって分かれる大きな問題、収入。文系・理系の区別はもちろんどの学部を出るかによって収入に差が生まれます。

「高収入だからこの学部を選ぶ！」というのは腹黒ですが·····。それでも学部選びの1つの指針になりますよね。

そこで今回は、文理や学部による収入の差をご紹介します。高収入な学部、就職先も紹介するので進路の参考にしてみてくださいね。

理系学部vs文系学部!高収入なのはどっち?

理系と文系では、就く職の種類が異なってきます。そのため当然、お給料には差が。

しかし、平均年収と生涯収入で形勢が違うため一概にどちらが優勢か決めることはできません。

調査によると断トツ理系が高収入という結果。理系と文系では、平均年収におよそ100万円の差があります。

理系学部の方が専門的な知識や技術を身につけることができるため、高収入が得られることがこの要因の1つです。

理系卒が文系職に就くことはできますが、数学などの専門知識が必要な分野の職に文系卒が就くことは難しいでしょう。

生涯収入は、文系の方が理系より5000万円ほど高いという結果があります。

これは、40代を過ぎるあたり、つまり管理職世代になると文系出身者が出世して給料がだんだん上昇していくためです。

文系卒がよく就職する会社の雇用形態が年功序列型であるということも、この傾向の一因となっています。理系卒の主な就職先では、技術力が重視されるため、年齢による給与差はあまり見られないということです。

文系・理系によって収入の差があると言えども、実際には学部によって違ってきます。次に示してあるのが、平均収入が高い学部トップ10です。

文系・理系学部が混在しているため、単に文系・理系の区別で収入を比べるのは野暮だと分かりますね。

この収入上位学部を見ていると、やはり専門的な知識や技術、経験が手に入る学部が高収入だと言えることができます。これらの学部のほとんどが、研修など実践の機会を得られるのも収入が高い要因かもしれません。

医療関係の学部や法学部、教育学部では、資格や免許をとる人が多く、それがスタンダードです。こう考えると、学部4年間での学びにプラスした資格や免許の勉強が高収入に結びついていると言えます。

高収入学部を出たというだけで即高収入が得られる訳ではありません。収入はもちろん就職先から出るものなので、就職先こそが大切です。

高収入学部卒業者は、どのような職に就いているのでしょうか？文理別に見てみましょう。

文系の高収入学部には、これらの高収入な就職先・職業に就く学生が多いです。

商社は、経済系や政治・法系統の学部に多い就職先です。エリート企業とされ、高学歴が求められる傾向にあるため、そういった学部を出たかよりもどの大学を出たかが重視されます。

大学教授は、教授になるまでは道が長いですが、教授になれたら年収は1000万円を超えます。

国家公務員や弁護士もまた、政治・経済、法学部の学生がほとんどです。難関資格が必要になる狭き門ではありますね。

理系の高収入学部には、これらの高収入な就職先・職業に就く学生が多いです。

医師は、当然医学部を出て医師免許を取得する必要があります。高収入ではありますが、医学部の学費は高く、就くまでにお金がかかる職業です。

研究開発職や1級建築士では、大学院卒以上の学歴が求められるため、学部を出たらなれるというものでもありません。

宇宙飛行士は、これまでは自然科学系の学部卒でなければなれませんでしたが、今後は文系学部卒でもなれるようですよ。

文理や学部によって、収入には確かに差が出てきます。しかし、実際には学部に入れば安心ということはなく、そこでどれだけ手に職が付けられたかが大事なんです。

そういう面ではやはり、学部を選ぶ際には高収入学部を狙うというよりも夢中になれる勉強ができる所を志願するのが良いでしょう。

どんな学部であれ、努力こそが高収入に結びつく最重要なものですよ。