【最新版】北海道大学の理学部の偏差値・入試難易度・特徴や概要をマナビバ調査！

北海道最難関の国公立大学であり、旧帝国大学の一角を担う北海道大学の理学部に焦点を当てて、偏差値や入試難易度、特徴などをお伝えしたいと思います。

北海道大学は通称【北大】と呼ばれ、北海道内の進学校の学生たちの憧れの対象であり、とても親しまれている難関大学です。

理学部の偏差値・入試難易度

理学部の偏差値は５８〜６２：共通テスト得点率は７７%〜８３%です。

この難易度は北大の中では中間よりやや上の偏差値であると言えます。

総合入試（理系）では，受験生の選択肢を増やすために，5つの選択群（数学重点，物理重点，化学重点，生物重点，総合科学）を設けています。選択群ごとに，理科の科目と数学の配点に特色をもたせていますので，受験生の得意とする科目を活かした受験が可能です。

すでに「将来学びたい学部がはっきりと決まっている学生」のためには，従来通りの「学部別入試」を設けています。受験生のみなさんの状況に応じた入試方法で受験してください。

受験科目・配点



合格最低点

倍率

基本概要・特徴

北海道大学の理学部は５学科６領域を学べます。

内容は以下の通りです。

• 数学科・・・数学力でイノベーションを。諸科学や社会の問題は数学からのアプローチを待っている。
• 物理学科・・・物理的なものの考え方と方法で、常に新しい発見にチャレンジする。
• 化学科・・・新発見を君の手で。新物質を作り出す化学のちから。
• 生物科学科/生物科・・・種から生態系、細胞から個体における基本原理を解き明かし、生物学で未来を創る。
• 生物科学科/高分子機能学・・・生命の謎を解き明かす。総合力を磨く。
• 地球惑星科学科・・・地球や惑星を探れば探るほど絵おまんが膨らんでくる。

「理｣を解き，「知」を創る能力（現象を解析し，真理・法則を発見・検証し，次を予測する力）は，
社会のあらゆる分野で共通に必要とされる重要な能力です。

• 自然界の本質を見きわめ，その背景にある法則性を追求する目を養う
• 新しい理論の構築や新事実の発見に繋がる独創性を磨く
• 人類が直面する諸問題や技術革新に貢献できる基礎を身につける

理学部の進路の８７%は大学院への進学をし、１３%は就職を選択します。

更に、深い探究心を持って学ぶ意欲に燃える学生が多く、３００人を超える実績と実力のある教員に囲まれ、納得のいくまで思う存分、研究ができる環境があります。

想定進路

• 公務員
• 民間企業
• 外交官
• 国際機関職員
• ジャーナリスト
• 研究者
• NPO職員
• など

北海道大学の理学部の研究は非常にユニークで、なおかつ将来性の高いものが多いので、一部紹介したいと思います。

• 「世界一長い！炭素－炭素結合」の創出に成功
• 文鳥のダンス・デュエットは相思相愛の兆し
• 根の再生メカニズムを解明～盆栽作りに科学のメスを入れる～
• 特定の信号で自発的に「群れ」をつくる分子ロボットの開発に成功
• 「体長数ミリの浦島太郎」アカウミガメの甲羅の上から甲殻類の新種を発見
• コオロギは音の高さで危険を判断する〜昆虫聴覚機能の新しい側面〜
• 波打つ窒化炭素との接合により不活性条件下での金触媒の活性化に成功
• アルツハイマー病関連ペプチドを自在に操って，ナノワイヤーの汎用的なパターン化法の開発に初めて成功
• メタノールを吸って色と磁性を大きく変えるセンサー材料の開発に成功
• ローレンツ力による超電導磁束格子の帯電効果を解明
• 20世紀の日本沿岸水位の変動をシミュレーションで再現
• 火星ダストデビルの性質を解明－火星天気予報や火星有人探査への一歩－
• 高いトポロジカル数を持つ磁気スキルミオンを発見－磁場によるトポロジーの多段スイッチングが可能に

など

主な就職先

• 大学院への進学
• 厚生労働省
• 札幌家庭裁判所
• 東京都特別区
• 北海道新聞社
• 北海道放送（HBC）
• 北陸電力
• トヨタ自動車
• 商工組合中央金庫
• 凸版印刷
• 三井住友信託銀行
• 財務省北海道財務局
• 星野リゾート・マネジメント
• ベネッセコーポレーション
• 北海道庁
• 経済産業省
• 文部科学省
• 厚生労働省
• 北海道大学
• 札幌市役所
• ニトリ
• 北洋銀行
• 北海道内私立高等学校教員
• 家庭裁判所調査官
• ＪＴＢ
• 三井住友銀行
• 読売新聞社
• ＪＡ北海道信連

まとめ

北海道大学の理学部の偏差値は、北大の中でも中の上であり、難易度は平均的と言えます。

しかし、その難関をくぐり抜けてでも入る価値があるほど恵まれた環境・立地・教育体制が構築されており、留学生の多さや、交換留学で行けるキャンパスも非常に多いのも魅力の１つと言えると思います。