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【中1社会-歴史】「弥生~古墳時代」の重要ポイントをピックアップし、勉強方法を紹介!

中学1年生の社会の歴史では、「弥生~古墳時代」という単元を学習します。

そこでこの記事では、この単元が苦手という中学生やそして中学生に勉強を教える親御さんのために抑えておくべき重要なポイントをわかりやすくまとめたので参考にしてください。

弥生時代のあゆみ

弥生時代に稲作が盛んになったおかげで、社会の仕組みも急速に変わり、小さな国々ができ、人々を支配する有力者(豪族)や王が現れました。

中国の歴史書「漢書地理誌」には、以下のように書かれています。

「(紀元前1世紀ごろ)、楽浪郡の海のかなたに倭人がいて、100以上の国を造っており、なかには定期的に漢に朝貢する国もある」  

その少し後の「後漢書東夷伝」にも、次のように書かれています。

「建武中元257年に、倭の奴国の国王が後漢に朝貢したので、光武帝は印綬をおくった。」

この時に後漢の皇帝より授かった印綬と考えられるものが、江戸時代に福岡県の志賀島で、「漢委奴国王」として刻まれた金印として発見されています。

邪馬台国

3世紀になると、中国では後漢がほろび、魏、蜀、呉の三国時代へ突入し、争いを行っていました。

この頃、倭(日本)には邪馬台国という国があり、魏へ朝貢していたようです。

魏の歴史書である「三国志」魏書には、倭人についての記述(魏志倭人伝)があり、邪馬台国の女王である卑弥呼が、倭の30余りの国を従え、魏の皇帝より、「親魏倭王」の称号と金印を授かったと書かれています。

大和政権の発展

3世紀後半ころ、大和(奈良県)を中心とした近畿地方の有力な豪族が連合して大王を支えるようになり、大和政権が生まれました。

大和政権のリーダーは、5世紀頃より、大王(と呼ばれるようになり、大王を中心とした仕組みができあがるようになりました。

この時代には、大きなお墓ブームで、前方後円墳などの古墳が盛んに作られ、3世紀後半から6世紀末ごろまでを、古墳時代と呼びます。

古墳時代

前方後円墳は、古墳の形の一つで、円形と方形(四角形)を合わせた形をしている規模の大きな古墳です。

現在の大阪府堺市にある大仙古墳は、世界最大の面積をもつ前方後円墳です。

古墳には、一緒にさまざまな埴輪が置かれました。埴輪とは、素焼きの土器で、円筒型や人物・家屋・馬などの形をしています。

縄文時代に出てきた土偶と間違いやすいので、注意しましょう。

中国・朝鮮半島との交流

日本が古墳時代だったと言われる3世紀後半から6世紀の中国や朝鮮半島の動きについてみていきましょう。

中国では、魏・蜀・呉の三国時代のあと、4世紀ごろから国内が分裂し、5世紀から6世紀には、南北朝時代を迎えます。

北朝とは、北魏と言い、南朝とは宋と言う国を指します。日本は、南朝の宋に使いを送っていたことが、宋の歴史書「宋書」に記されています。

朝鮮半島では、紀元前後より続いていた高句麗の他に、4世紀頃より百済・新羅の三国で勢力を争っていました。

日本(倭)の大和政権は、百済や伽耶地域と連合して、高句麗や新羅と戦ったことが、好太王碑に記されています。

大陸文化の伝来

朝鮮半島や中国から日本に移り住んだ人々は、渡来人と呼ばれ、以下のものを伝えました。

鉄製農具・絹織物・土木技術・土器(須恵器)、漢字、儒学、仏教

渡来人は、主に朝廷で活躍し、記録や財政をまかせられたり、外国への手紙を作ったりするなどの活躍をしたようです。

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